食中毒の発生事例 [食の安全、安心]
溶き卵を常温で放置し、それを卵かけご飯にして食中毒!卵の黄身に約3/1万個程度の割合で、サルモネラ菌がいることがあります。それを常温で放置したため、食中毒発症量に到達してしまい、食中毒になったものです。【予防】 ・溶き卵はすぐに使いきりましょう! ・サルモネラは熱に弱いので、十分に加熱調理しましょう! ・表示の賞味期限は「生食用」の期限です。必ず期限内のものを利用しましょう! 期限内であっても家庭内の保管状況によって変化しますので、日にちの経ったものは子供には与えないようにするか、十分に加熱しましょう!
・購入後は鮮度維持のためにも、パックのまま、丸いほうを上にして、冷蔵庫の棚で保管しましょう!
魚を捌いたまな板を洗わずに、きゅうりの塩もみをして食中毒に!
水温が15℃を超えると、海の中では腸炎ビブリオが活発に活動し始めます。魚やエビなどの表面に付着
していることがあり、それがまな板に移り、まな板からきゅうりに移って、それを生食したために起こっ
た食中毒です。【予防】・できる限りまな板は、それぞれの食材ごとに洗浄しましょう。流水だけでも菌は流れることがありま
す。 特に魚等は海で泳いでいたままの姿で、まな板に乗るため危険性が最も高い食品です。 ・腸炎ビブリオは塩水を好みます。真水に弱いため、魚等はしっかり水道水で洗浄しましょう! *井戸水では死なない検査報告がありますので注意してください。・熱に弱いので十分に加熱しましょう!身の中にはいませんが、えら等水が浸入する場所には存在する
場合があります。・増殖スピードが非常に速いため、僅かな時間でも刺身等は冷蔵庫で保管しましょう。5℃以下が目安
です。切り傷のある手で握ったおにぎりを、昼食に食べたら食中毒!
傷の化膿した部分や人の粘膜には黄色ブドウ球菌がいます。それが食物に移り、増殖をして、その結果エンテロトキシンという毒素が産生されたことで起こった食中毒です。
【予防】
・調理する人の手や指に傷があったり、傷口が化膿している(アカギレ、手荒れなども含む)ような場
合には直接食品に触れないようにしましょう。・黄色ブドウ球菌は、そのままでは食中毒にならず、増殖し、毒素を発生させて、その毒素が食中毒
を起こします。ですから毒素発生前の調理直後に食べれば一定制御できます。・乾燥や熱に弱いため、十分に加熱しましょう。但し毒素は熱に強く家庭での制御は困難です。
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