セレウスとよく似たウェルシュ菌 [食の安全、安心]
症状 | 潜伏期間 | 伝播形式・由来 | その他情報 |
突然の疝痛性腹痛と下痢、嘔気を生じる。発熱嘔吐は通常ない。1日以内の短期間で軽快臨床学・疫学的に食物中に105/g以上及び糞便中に106/g以上検出すれば原因と診断。菌体毒素の検出もしくは血清型診断でも確定。下痢止め厳禁 | 6~24時間通常10~12時間で発症例が多い | 土壌、下水、塵埃、ヒト・動物の腸管内等自然界に常在する。本菌に汚染された食品を経口摂取し、それが腸管内で芽胞を形成したときに産生されるエンテロトキシンによって発症 グラム陽性、偏性嫌気性桿菌、芽胞形性生体内毒素型毒素の種類:細胞破壊毒毒素名:ウェルシュ菌エンテロトキシン | ・増殖温度域12~50℃指摘温度域43~47℃・増殖ph域5.5~9.0・増殖水分活性0/93~0.96・最高食塩濃度5%・熱抵抗性 菌:59℃:7.2分 芽胞:98.9℃:26~31分 *82.2℃でヒートショック を受け活性化し54.4℃以 下で発芽、増殖・FDA推奨:60→21℃冷却に2時間以内。21→5℃冷却に4時間 以内 |
昨日のセレウス菌と同じように、
土壌菌の仲間でウェルシュ菌があります
この菌も再加熱することで、一気に増殖することがあります
アウトドアで食事をする機会も増えてくると思います
特に子供たちは、遊んでいて何を触ってくるか分かりませんので、
アウトドアでの食事の際には常に手洗いを忘れないようにしましょう!
家族揃って遊んで、料理をいっしょに作るのは家族のコミュニケーションにとって大事なものです
そうやってコミュニケーションをとることで子供の成長にとって有効な役割を果たすと思いますし
アウトドアだけでなく、家庭内でいっしょに食事やおやつを作ることで食育にもなります
社会のなかでの最小単位である家族と触れ合うことで社会性も身につけていくことができ
大いに楽しんでもらいたいものですが、
それが食中毒などと言うことで楽しみが半減するだけでなく、嫌な思い出だけが残ってしまわないよう
大人が十分にきをつけていくことも大事なことだと思います!
ここで一つ気をつけて欲しいことですが
アルコールさえ使えば殺菌が出来ると思い込んでいる方がいらっしゃいます
とんでもないことです!
まず手洗いをして余計な脂分やたんぱく質を落としてください
それから必ず十分に乾燥させてからアルコールを噴霧してください!
たんぱく質などが残っているとアルコールの消費が進んでしまい有効性が低くなります!
同時に水分がついていると濃度が薄まってしまい、有効性がなくなってしまいます!
「洗浄→乾燥→アルコール噴霧」これが原則です!
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