極端すぎない? [人獣共通感染症]
http://www.so-net.ne.jp/news/cgi-bin/article.cgi?gid=soc&aid=20090518-570-OYT1T00945
何で機内検疫を中止するんだろう…
コストの問題は確かにあるだろう
しかし機内検疫を何でやめる必要があるの?
微生物管理の基本は 「1、つけない」「2、増やさない」「3、最後に殺す」です
今回のことで言えば
機内検疫は「1、つけない」にあたり、国内感染の対策は「2、増やさない」「3、殺す」に繋がります
当初の問題は、潜伏期間中の方は機内検疫では見つからないということです
それが急に国内感染防止のために、機内検疫をやめるって
ちょっと極端過ぎない?
機内検疫では確かに見つからない方がいらっしゃることは確かですが
現実的に見つかった人もいる
確かに今までのようにあまりにも極端な検疫をしても国内でのヒトーヒト感染が増加している今
今までの検疫が有効性の低さはあるものの
有効性がまったくないわけではないし、
国内入国者の追っかけ調査も最後には疫学調査上も必要である
国内感染対策に力を注ぐのは当然のことで
いままで国内感染に対して実際にコストも力も入れてきていなかったことは問題ですが
それにしても極端すぎる!
機内検疫の簡略化は一定必要だとは思いますが
まず「つけない」、要するに「国内にこれ以上持ち込まない」ことを一定継続しながら
両方から攻めていくことが重要なのではないか!
これからは北半球じゃなくて、南半球出の流行が予測されます
南半球は発展途上国も多く、その他の種も多くいます
その点ではもしかすると南半球で先に突然変異を起こして侵入してくることもありえます
そういうことも含めて
一時的な場当たり的景気対応(私は今のものが政策、対策とは思っていません)を
一部押さえてでも国民の健康と命を守ることにもっと力を注ぐ必要があるのではないでしょうか!
(*もともとの無駄遣いにメスを入れて財政確保をすることを前提として!)
あらゆることを想定し、二重、三重の対策を講じていくことこそ
微生物のハードル理論を実践するものです!
完全に辞めるのかどのような形になるのかは不明ですが、
総合的な対策を実施していくことが必要です!
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