フェーズ6に近づいている・・・ [人獣共通感染症]
新型インフルエンザについては
確かに来た波及では沈静化に近づいているものの
南半球では冬に入り
特にオーストラリアではすでに1200人を越える感染者が出ている
現状の基準で言えば発生地域からすでに他の地域でも感染が広がっており
現実的にはフェーズ6といっていい状態であるが
各国の政治的な意図もあり、WHOはパンデミック宣言を控えている
決して今のこのインフルエンザは普通のインフルエンザであり
なんら恐れることも無いものである
マスコミが一時的に騒ぎ立てることで何か特別なもののように勘違いさせ
わけのわからない学校の休校とか、修学旅行の中止とか
普段のインフルエンザとは全く違う対応が取られたりした
この点でマスコミの責任は非常に大きいものと思います
しかし、問題はこれからのこのインフルエンザの動きであり
従来のインフルエンザウィルスに駆逐されてしまう可能性もありつつ
一方では、突然変異の可能性も持っている
今後、南半球で拡大し発展途上国などで広がった場合
ヒトーヒト感染からヒトー豚感染が起こったり、豚ー鳥感染が起こった場合
その突然変異の可能性は否定できない
そのため、WHOはそのことを宣言するしないは別にしても
いろいろな可能性を探り、どういう事態が起こっても対応可能なように準備を急ぐことが重要だと思います
今後、日本が冬になった際に今のままであれば従来型インフルエンザウィルスに駆逐され第二波は無いかもしれない
しかし、何らかの理由によって突然変異が起こった場合
危険性を増す可能性もあり
先進諸国があらゆる事態を想定した研究をしていくことが必要と思います
同時にそういうことが起こらないための感染拡大を制御していくことが重要です
コメント 0