久しぶりの講演 [日記]
一昨日は久しぶりの講演
だいたい1時間半が一番話しやすいんだけど
与えられた時間は40分
話の内容は要請のあった「食の安全、安心と食品表示」
はじめてのホールで、駅前の勤労会館
ホールが正方形に近くて
横幅がある
これってしゃべる方は、しゃべりにくいんだよね
合計200人弱
全体が視野に入りきらないから、反応が分かりづらい…
一番話をしたかったのは、食の安全性の確保は
どこかだけがきちんとしても駄目なんだよね
原料の生産から、製造、流通、そして最後の消費にいたるまで
連続的に、しかもお互いが絡み合って、はじめて科学的な到達点の範囲の安全性が確保される
お互いがここまでこうしてますよ、後はこうしてくださいねって
きちんと伝えること
最期はリスクコミュニケーションが大事になってくるんだよね
その一つとして食品表示がある
消費者庁や保健所、農政局の基本的な考え方は事前に危険性を回避するためのリスク分析やリスクマネージメントに重点を置いてない
彼らはむしろ問題が起こった後に企業名の公表とか指導で、罰則主義、摘発主義の考え方が強い
それによって安全性の確保の抑止力になると思ってる
武力が平和の抑止力だというようなどこかの国の政治家の考え方と同じ
そんなことより大事なのは
そういう問題が起きないように、起さないように、事前にどれだけのことをするかを
もっと重点的に押さえていくことが大切なんだけどね…
そこんとこはお前らがきちんとやれっていうような、国民、消費者を基本とした考え方に断ち切れていない!
BSEが発生して、その検討委員会の答申で、日本で始めて消費者の権利についての文言が織り込まれたことで、公式にはそれが少しでも定着してくれると期待したんだけど…
相変わらず「お上」なんだよね…
だから企業も消費者もお上をあてにしてることはできない!
自己防衛していくしかない!
企業がつぶれたら、その地域の経済に影響するし、回りまわって消費者にも影響してくる
地域の活性化と消費者の生活は食の安全性の追求の中でこそ守られてくる
どちらかをどうではなく、どちらも同時に追求していかなければならない!
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