本当は表に出てるのは氷山の一角なのかも… [人獣共通感染症]
この養鶏場にしても3日に34羽の死亡があって
4日になってから羽数が増えたことで報告をしている
気持ちはよく分かる!
インフルエンザであって欲しくない!
誰だってそう思う…6万羽のなかで34羽
とすると1鶏舎あたりにしたら5~6羽程度か…
普段でも起こりえる死亡羽数のような量ではある
その鶏舎の肥育日数にもよるが…
400日前後であればやはりその時点で多いと感じるべきであろうし…
それが気持ちの中でそうあって欲しくないという気持ちが報告を1日遅らせた
しかしその1日でウイルスは拡散してしまった
昔と違って、車とかがある以上、ウイルスの拡散は一気に広がってしまう
そんなことも意識して欲しかったし、気持ちはそうでも、やっぱり1日でも早く報告をして欲しかった…
今回の問題はやはり事前のリスク管理の不十分さと初期対応の遅さに原因があるのではないだろうか…
まさかうちに限って…
だけど飼料のバルク車はその1農家専用ではない
飼料工場の消毒などはできていても、1農家ごとにはできていない
そのバルク車は1度工場を出ると数件回ることもある
それだけでなく、農場で働く人は農場で寝泊りしてるわけではない
農場に郵便屋さんなども含め1日にいろんな人の出入りもありえる
もちろん、犬猫、小鳥などもは言ってきてる可能性はあるし、昆虫、鼠属類の侵入もある
そう考えれば1日の報告のおくれは何十kmも拡大する可能性を持っている
今、人のインフルエンザも12月以降、従来型から新型に移り変わって
ピークをむかえようとしている
ちょうど寒い冬を乗り越えてきて、人の体も疲弊して、体力的に弱っているし
免疫が落ちてきている
どのようなリスクにおいても重要なのは事前の予防の徹底と万一の際のすばやい初期対応!
その弱点がこういう形となって現れたものであり、自然発生的なものではなく、今回も人災的要素は強い!
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