藁を輸入に頼らざるを得ない状況では常にリスクは高い状態 [リスク]
今度は石川県
これはたまたま今回が石川であったというだけで
今後も口蹄疫のリスクはどこにも同じだけある
租飼料や敷料の藁を国外、特に韓国、中国に頼っている現状では
いつ口蹄疫が、どこで発生しても、いたちごっことなり、もぐらたたきを続けなければならない状態が続く恐れがある
米は一応、今のところ自給率は100%…一部、輸入品を購入しないといけないWTOの枠組みはあるとしても、国内生産で、日本人は間に合っている
しかし、この作られた稲は刈り取りにコンバインを使用し
今や稲を天日乾燥する姿も殆ど見なくなってしまった
コンバインで一気に刈り取り、玄米と稲藁を分離して、稲藁は粉々に…
玄米は乾燥機を使って機械的に乾燥されてしまう
農家の後継問題などの現状を考慮すれば、それをどうこうと言う権利は誰もない
高度成長を支えるために、一次産業から二次、三次産業へと人が流れ、
後継者問題が始まり、農家の機械化が勧められ、金がなければ補助金で…
そういう政治の元で、かろうじて米の自給率は維持されながらも
このような現状になって
結果的に畜産業は肥育、飼育は国内であっても
それ以外は輸入に頼らざるを得ない状況で
口蹄疫は清浄国であったわが国に、他の国から持ち込まれてきた…
これは単に感染症問題ではなく、政治問題であり、その点を矮小化してみてはならない
イラスト版 これでわかる輸入食品の話―ここが問題!食品検疫と食料自給率
- 作者: 小倉 正行
- 出版社/メーカー: 合同出版
- 発売日: 2000/08
- メディア: 単行本
コメント 0