遅い対応に、消費者不在の対応 [食の安全、安心]
ここにはいろんな問題があるだろう
生産者側としては商品として少しでも出荷したい気持ちはわからないわけではない
そのことを十分に理解したうえで
行政は判断をしない気いけないが
その判断が遅すぎる!
安全性確保のためには、即決が必要であり、その後に解除というのが普通である
確かに毒性そのものは急性のものではないし、1度や2度摂食しても、問題が発生するほどの量ではない
しかし、そのことを消費者自身は納得行くだけの知識をきちんと聞かされていない面もあり、
基準があれば、その基準に従うのが社会ルールの基本
基準を上回る検査結果が出た段階で、即出荷停止を指示すべきだろう!
そういう行政の対応の遅さが一つの問題として考えられる
同時に検査は検査したものがそうであっても、していないものはわからない
これが科学的検証の限界であり、そのことを認識した上で行政は社会的検証を行う必要があるが、それにしてもあまりにも遅い判断であり、みんながこれだけナーバスになっている中で危機感のなさを浮き彫りにしている
又一方で業者側も、自分たちの独自検査で問題がなかったからという根拠で出荷しているが、そこにはその検査結果だけで、条件をどこまで見て判断したのか
科学的検証は、同じ傍目のものをとっても、結果は全部違う、そのためにわれわれはいろいろなことを想定した上で、もっとも危険性の高そうな場所を選んで、検査をしたりする
しかし、その検査物がどのような基準で選定されたものかは不明であり、業者の立場からすれば、どちらかというと出なさそうな場所を選択することもままある話である
そういう検査の限界を少なくとも非専門の人間が、一つの結果で判断すべきでないし、できるものではない!
こういう業者としての勝手な判断も問題である
元々「自粛」という言葉自体も曖昧すぎるという問題も別にある
またこうなった際に出荷先を明らかにしないということは、この企業の姿勢を如実にあらわすもので、独自検査で勝手な判断をした言といいい
そこには消費者は存在しない「わが社」のことしかかんがえていないという姿勢が、はっきりと現れている
まさに消費者の権利を認識していない最大の問題である
この結果として、騒ぎを大きくしたことで、さらに消費者の不安をあおるようになり、出荷停止措置がとられていない商品にまで、影響を及ぼしかねない
まさに同業の方々への裏切りにも似た行為と言う問題もある
それを知った上で取引をし、販売をした販売者側にも、結局は何も調べていないということを暴露したものであり、販売者への不信も、これを販売した企業のみならず、その他の流通業者に対しても影響を及ぼす行為であり、
出荷者と共に消費者不在の姿勢と同業他社への風評被害を起させる遠因にもなる行為である
今回のことは行政の問題と共に、それぞれの企業の消費者の権利への姿勢を暴露し、消費者不在の販売者であると言う問題のみならず、いたずらに不信感をあおり風評被害を起させる遠因を作ってしまった問題など
それぞれのところにそれぞれの責任を明確にしていただかないと
この記事の内容から見る限りにおいては、これで終わりということにはならない
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