ヒステリック症候群のマスコミ [化学物質]
毎日、次々とどこそこにセシウムで汚染された稲わらを食べた牛が出荷されたというニュースが流されている
これを見ててマスコミのヒステリック症候群のような恐怖を覚える
それはそれで事実だろう
しかしそのことだけを報道することが、本当にマスコミの仕事なのか?責任と役割なのか?
もう、それはヒステリー状態としか思えない
本来であれば牛はトレーサビリティが確立されているため、その気になれば1頭ごとにそのトレースバックも、トラッキングもすぐにできるはずである
消費者のところには記録もパックのシールも残されてはいないだろうが、屠場から消費者までの間に記録があるはずであり、それを見れば一目瞭然のはず
むしろ、どこそこへ出荷されたということを報道するより、そういう調査を行政にさせること、
それに基づいてまだ摂食していない冷凍の肉類があれば、摂食をとめるよう消費者に注意喚起をすること、
同時に摂食量と体へのリスクについて消費者にわかりやすく説明することなどを記事にすることが重要なのではないか
いったい誰に向いて報道をしているのか!
まったくそれすらもわからない!ただ事実のみの垂れ流しとしかいえない!
主語の無い記事・・・
今回のことの問題点の整理も含めて、それぞれのニュースのあり方や解説の内容、必要性などとともに、常に消費者、国民の立場に立った報道を行うことをもう一度見直していただきたい!
決してそれだけではなく、他の記事でフォローしているところもあるのだろうと思うが、統一性が無ければ、人はセンセーショナルな否定的記事のタイトルのみを追う面があることも考えた記事構成を願いたい…
食の安全を求めて ―食の安全と科学― (学術会議叢書(16))
- 作者: 唐木 英明
- 出版社/メーカー: 日本学術協力財団
- 発売日: 2010/02/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
知っておきたい放射能の基礎知識 原子炉の種類や構造、α・β・γ線の違い、ヨウ素・セシウム・ストロンチウムまで (サイエンス・アイ新書)
- 作者: 斎藤 勝裕
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2011/06/01
- メディア: 新書
放射線および環境化学物質による発がん―本当に微量でも危険なのか?
- 作者:
- 出版社/メーカー: 医療科学社
- 発売日: 2005/12
- メディア: 単行本
コメント 0