基本的にはいいんだけど… [リスク]
牛肉のスクリーニング検査を全頭で行うのはいいんだけど
基本的に、BSEと同じだね
でも、このスクリーニング検査は精度と感度の点で
どうしてもむらが出てくる
BSEの場合だと、エライザ法で調べると感度はいいんだけど、精度に劣る
こういう場合は感度のいい方法で調べて、後でウエスタンブロッドのような精度の高い検査を行えばいいんだけど
このセシウムの場合は少し違う面がある
というのはその調べ方、調べる方法、もっと言えば調べる人間の思いによって精度も感度も変わってくる可能性がある
どこをどのような方法で調べるのかを、きちんと統一して調べる人間の思いや気持ちが反映されないようにしておかなければ、でてくる結果が変わってくることもある
これは微生物の世界でも同じ事が言えることで
でないことを思って調べるのと、無理やりでも見つけ出してやるっていう思いで調べるのとでは結果が正反対になることがある
微生物で言うと、茶碗を調べるのに、食品が入るからといってその内側だけをふき取り検査するだけでは検出されず、
手が触る可能性があるから茶碗の外側も、お茶漬けのように唇を茶碗の外につけることがあるからそのふち周辺を
また、茶碗がかけてると、そのかけたところを念入りにふき取るのとではでてくる結果が変わってくる。
全頭検査をするのはいいんだけど
特に肉の場合は、不定形でもあり、調べる場所、面積によって代わってくることが予想され
そういう点では見つけ出す!
すべては消費者の安全性確保のためという気持ちで調べなければ、結果が変わってくることを十分に認識していただきたい
行政のしても、「でてきてほしくない」という気持ちがあるのは人としてわかるんだけど
それでは何のための検査なのかわからなくなってしまう!
コメント 0