ウイルスをおもちゃにするな! [人獣共通感染症]
鳥インフルエンザのH5N1型のほ乳類間で感染するH5N1変異株をオランダの研究機関が作成したとのこと
確かにウイルスがわかれば先にその先手を打った対策を講じることもできる
しかし、その作成された変異株と同じ株が、将来生まれるとは限らない!
自然を舐めていたらとんでもないしっぺ返しがくる!
この変異ウイルスは「想定よりも簡単に作成できる」「研究室の中では、空気感染可能なウイルスへの変異も可能だった。この(変異の)過程は、自然界でも起こり得る」などとさも自慢げに話しているらしいが
それでどうするつもりで作成したのか
その意図がその後に出てきていない!
新しいリスクは、創造できないリスクを生み出す可能性がある
ウイルスをこのように勝手に作り出せば、想像を超えるハザードが起こりえる可能性は否定できない!
ウイルスでも、ペットでも人が自分たちの何らかの利益のために作り出すことは
おもちゃを与えられた子供と同じである!
科学は人が生きるために存在し、人に問題を起こすため、研究者の自己満足のために存在するものではない!
不謹慎という言葉では到底言い表せない!
どのような目的であるのか、それを明確に、全世界の人類が納得できる説明をしていただきたい!
欧州連合(EU)のジョン・ダリ(John Dalli)欧州委員(保健・消費者保護担当)は、「オランダ当局からウイルスが厳重に保管されているとの確約を得ている」「研究に関する情報も十分に管理されており、変異に関する詳細な情報は明らかにされていない」などと記者団に述べた。
とのことであるが、そんなことは当たり前の話であり、その内容すらも明らかにできない事態でもある!
そのような一言ではなく、開発の目的とその意義を明確にするべきである!
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