初期対応より、事前の危機管理! [リスク]
今回の口蹄疫にしてもそうであるが
地球上に住むすべての動植物、いや地球そのものにとっても
常にリスクは背負っている
どのようなリスクが起こってくるかはわからないが
そのことだけは常に認識をしておく必要がある
このニュースのイギリスにしても、1兆4000億もの費用をかけて口蹄疫の発生からの対応を余儀なくされている。
2004年第87回日本食品衛生学会学術講演会 東洋水産㈱清水の報告では
1996年の大腸菌Oー157の事件の際の社会的損失額は84億円
同時期のイギリスにおけるBSEによる社会的損失額は1806億円
2000年の加工乳による大規模食中毒事件の際の社会的損失額は2100億円にも上っている
何かが起こって、その対応をすぐにしても死亡者を出しかつ多額な費用をかけてその対応に追われる
聞くところによると、今、牛舎、豚舎などの消毒薬が不足している
また大きなコストがかかってしまう
私が知っている、香川県の豚舎では最初から石灰をまき、入り口に専用の長靴を置いて、郵便やさんでも、配達はそこでいったん、長靴に履き替えて郵便物を届けるようにされている
何をしても完全に防御することは不可能ではあるが
少なくとも何もしないところと比べると格段にリスクは低い!
想像を超えるもの、現在の科学的知見ではそれ以上は分からないものも多い
遺伝子組み換え食品についても、今の知見では安全だと思われるが、この先になって何かが分かってくるかもしれない
十分職経験があっても、その人種には問題はなくても、他の人種には問題が発生するという可能性もある
科学はすべての人類のために存在する
科学者のおもちゃではない!
今、できることを今の科学でまずリスクマネージメントをしていくこと
そのためのリスクアナリシス(分析)をしていくことが求められる!
人に直接関係するしないは別である
地球上に存在するすべてのものはお互いにバランスを保ちながら生活しているのである
そのバランスを崩さないこと
共存していくことこそ、最終的には人にとっても有為性が出てくるのである!
これからの季節、紫外線にしても強くなってくる
紫外線は単にしみやそばかすのみならず、皮膚がんの発症要因の一つでもある
食品にしても、そのものだけを捉えれば安全であっても、それだけを食べ続けラバ栄養バランスが崩れ、後々の健康に影響が及ぶ
何が安全で、危険であるか
それは何一つ言い切れるものではない
使用方法、摂取方法、共存する物質、その人の持つ体質、性別、年齢、人種…
それぞれの要因の複合によって安全性も変わってくる
いかに自分を知り、環境を知り、社会全体を知り、いろいろな知識を持って、あらかじめそのリスクに対しての対応を早期にとって行くことができるかが
今後求められている!
コメント 0