いろいろな危険物が産卵している可能性も… [リスク]
環境省は被災地でのアスベストについて調査に乗り出すとのことであるが
それ以外にも危険物は数多く散乱していることも考えられる
すぐに危険性のある塩酸や硫酸などだけではなく
メッキ工場などからの六価クロム等の流出ももしかするとあるかもしれない
化学工場がどれだけあって、どれだけ被害を受けているか分からないが
決して化学工場のみならず、クリーニング店や写真店などからの化学物質の流出もありえる
以前、高知で洪水があった際に食品工業団地入り口にメッキ工場があったことから、その日の昼には調査を依頼したことがあったが
周辺を汚染したり、しみこんだりするものもあるかもしれない
もちろん、田畑がある以上、農薬類もどのようなものがあるかも分からないし
使用しなくなって塩素系等の農薬を保管していたかもしれない
そのことがどのように影響するかはわからないが
いずれにしても、いろいろな化学物質の流出が考えられ
市町村で対応ができないところは県でとのことであるが
原発だけに気をとられず、あらゆる危険物質を想定し、国が調査を行うことも必要である
たとえその場所に今後、住宅が建つかどうか、田畑ができるかどうかは不明ではあるが
物によっては水源に流出することもありえる
そんなことはないだろう、ありえないというものの考え方ではなく
住民の方々により安心していただき、安全性を確保するためにも
もしかしたらあるかもしれないという考え方で臨んでいただきたい
危機管理の第一番は、あらゆる危害をすべて出し切るところから始められる必要がある
今回の震災にかかわるさまざまな問題は、その予測を十分にできていなかったところにも問題があると思われるし
以降の対応についても、その対応をすることでどのようなことに影響して来るかを予測しきれないまま、ただ発表のみを優先したところにもある
風評被害はいわば、その中途半端な発表によって引き起こされている側面が強い!
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