いつか日本にも…マラリア [微生物危害]
世界保健機関(WHO)は13日、年に1度発行している「世界マラリア報告(World Malaria Report)」の中で、2010年のマラリアによる死者は推定65万5000人であり、死亡率が前年比で5%、2000年比で26%、それぞれ減少したと発表した。
主な発生国はアフリカに集中しているものの
東南アジアでも数多く発生は見られるし
日本人観光客をはじめとする、訪問者が被害にあっていることもある
この間、データを調べてみると20年間で松山の平均気温は1℃の相対的上昇が伺える
瀬戸内海には熱帯魚が泳いでいる
熱中症は増加し、今まで35℃未満だった気温もその温度を超える日が多く出てきている
これらのことを考えれば、防疫体制は東南アジアの諸国とは比べ物にならないくらい発達している日本も、気候変動には太刀打ちできず
これだけ人の異動が多い中、いつ日本に持ち込まれてきても不思議ではない
現実、日本に存在しないはずの毒蜘蛛は大阪湾一帯で繁殖している
媒体となる蚊の変異、マラリア菌そのものの耐性や変異なども考慮に入れれば
いつ日本でも発生してもおかしくない状況にまで来つつあるといってもおかしくはない
そのときになってからあわてるのではなく
今のうちからの対策を準備しておく必要があるだろう
20年ほど前に、私は新しいインフルエンザの発生を耳にし当事「雲南型」と呼んでいた
それが「鳥インフルエンザ」である。
何事においても他山の石、対岸の火事と思わず、「もしかしたら…」という考え方を常に持っておくことが危機管理の前提である。
交通事故でも誰が、いつ、どのように遭遇するかはわからない!
微生物の利用と制御―食の安全から環境保全まで (水産学シリーズ)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 恒星社厚生閣
- 発売日: 2007/10
- メディア: 単行本
むし歯・歯周病は感染症―発病の原因と予防 (写真を見ながら学べるビジュアル版新健康教育シリーズ)
- 作者: 真木 吉信
- 出版社/メーカー: 少年写真新聞社
- 発売日: 2003/09
- メディア: 単行本
感染症の科学―うつるしくみと予防 (メディカルサイエンスシリーズ)
- 作者: 宮地 勇人
- 出版社/メーカー: 東海大学出版会
- 発売日: 2004/05
- メディア: 単行本
感染症から知るウイルス・細菌〈3〉感染症の予防と研究最前線!―病原体とのたたかいから利用へ
- 作者: 西條 政幸
- 出版社/メーカー: 学研教育出版
- 発売日: 2011/02
- メディア: 大型本
コメント 0