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検出されず!? [微生物危害]

今回の発表は、焼肉店の仕入先の保険所によるふき取り検査結果であるが

どこで、汚染されたかは別として

正直、本気で調べたのかはいささか疑問ではある

出そうにないようなところからいくら調べても出てこないのが微生物

 

その検査する場所を見極めるのがどれだけの場数を踏んで

どれだけその工場の製造工程を認識しているかが大きなポイントになる

まして、食中毒が発生して以降、時間がたっている

その間にも、洗浄が行われていることも考えられる

 

われわれがふき取り検査をするときには、人の動き、物の動き、隠れている可能性のある場所を徹底して調べる

たとえば包丁を調べても包丁の刃ではなく、柄のほうを調べるのが当たり前のことであり、かつその江に刃が刺さっている場所、その刃を固定するためのリベットのようなものなどを重点に調べる

もちろん長靴、床、ミーとコンテナの中ではなく押し手のバーやそのバーを固定しているねじもしくは溶接している部分

 

数え上げればきりがない

冷蔵庫にしても取っ手だけを調べても意味はない

じっと見て見ると手形が着いている場所があったりする

中には今までの経験で、天井に手形が残っていた工場があった

どこにどうやってその手が行っているか

 

表面的な部分だけを調べても意味はない

記事の内容からどのような場所を、どのように調べたかは記載されていない

ただ公式にはふき取り検査であれば10×10cm四方を調べていると思うが

単純に決まりきった調べ方では出てこない…

 

焼肉店にしても、仕入先にしても、その屠場、横にあると思われる解体場すべてを照ってして調べきらないと微生物は検出できない

微生物はただ生きるという本能のみで生きている

人間のように余計なことは考えない

それに対抗するためには人の考えるレベルには対抗できない!

 

たとえば直接はないと思うが、バルブでバルブの取っ手や口から検出されなくても、バルブの内部には水がたまる構造になっているところがある

普段、表に出ていなくて、そこに菌叢があることもある…

 

微生物に携わるものはすべての工場の製造工程を熟知し、人やものの動きも十分に認識していなければ、彼らと対抗していかなければならない!

 

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